日ごとの聖書(6月 9日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書13:14~23」

「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つのを見たら――読者は悟れ――、そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。

(マルコによる福音書13章14節)

「憎むべき破壊者が立ってはならない所に立つ」という言葉を悟れと言われても、現代に生きるわたしたちには難しいことです。しかし当時のユダヤの人々の心には、「ああ、あのことか」と誰もが思い出す出来事がありました。

紀元前168年、ユダヤは当時アンティオケアに支配されていたのですが、その王はユダヤ教を禁止するだけではなく、エルサレム神殿の中にオリンピアのゼウス像を立てさせたそうです。人々はこの像を「荒廃をもたらす憎む(忌む)べきもの」と呼びました。

そして紀元40年ごろ、ローマ皇帝のカリグラが自分の像をエルサレム神殿に建てようとしました。イエス様が十字架につけられてから10年も経たずに起こったこの出来事は、人々にイエス様の言葉を思い起こさせたことでしょう。