日ごとの聖書(6月 12日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書14:3~11」

イエスは言われた。「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。」

(マルコによる福音書14章6節)

当時、食事の席には基本的に男性しかいることができませんでした。また食事は左手を下にして寝そべった状態でおこなっていたようです。頭は内側に、そして足は外側に投げ出されていました。

そこに突然女性がやってきて、イエス様の頭に香油をかけたわけです。人々は驚き、憤慨しました。食事の邪魔をされたからだけではありません。その香油がとても高価な物(現在の価値で約300万円)だったからです。

彼女は「今できること」を精一杯おこないました。わたしたちはその場にいて憤慨し、批判した人たちのように、彼女のおこないを排除するのでしょうか。