本日の通読箇所「マルコによる福音書14:32~42」
誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。心は燃えても、肉体は弱い。」
(マルコによる福音書14章38節)
イエス様は弟子たちの見ている前で、悲しみを打ち明けます。人間の痛みや苦悩をわたしたちと同じように感じられるイエス様だからこそ、わたしたちの悲しみにも寄り添ってくれるのです。
そしてイエス様は「アッバ」と神さまに呼びかけます。「アッバ」は幼児語で父を指す言葉ですから、「おとうちゃん」という感じでしょうか。当時の人々は、神さまの名前すら呼ぶことができませんでした。しかしイエス様は、神さまとの親しい関係を示されます。
その場でイエス様は弟子たちに、目を覚ましているように願いますが、弟子たちは三度も眠ってしまいます。何度もつまずく弟子たちを、しかしイエス様はお見捨てにはなられませんでした。