本日の通読箇所「ヨハネによる福音書8:39~47」
わたしの言っていることが、なぜ分からないのか。それは、わたしの言葉を聞くことができないからだ。
(ヨハネによる福音書8章43節)
唐突に、アブラハムという名前が出てきます。アブラハムは創世記12~25章に登場する人物で、「信仰の父」と呼ばれます。彼は神さまによってアブラハムと改名される前は、アブラムと呼ばれていました。
彼は神さまから、「あなたは生まれ故郷 父の家を離れて わたしが示す地に行きなさい」と命じられます。何のしるしも保険もない中で、新しい土地に家族を連れて行くのはとても大変なことです。しかし彼は、「主の言葉に従って旅立った」(創世記12:4)のです。
これが「アブラハムの信仰」です。ただ神さまの言葉のみを信じ、その言葉に従ったのです。ところが「アブラハムの子」を自認する彼らは、神さまから示された「真理」であるイエス様を否定するのです。