日ごとの聖書(1月20日)

本日の通読箇所「創世記5:21~24」

エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。

(創世記5章24節)

アダムから始まる系図に出てくる人々は、「~年生き、そして死んだ」という終わり方をしています。しかしエノクだけは、「神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった」と書かれています。

このため、エノクは神さまの手によって天に引き上げられたのではないかと考えられてきました。列王記下2章11節の、旧約の預言者エリヤが天に上って行ったという記述が思い起こされます。

新約聖書にも、エノクに関する記述があります。ユダの手紙14節です。「アダムから数えて七代目に当たるエノクも、彼らについてこう預言しました。『見よ、主は数知れない聖なる者たちを引き連れて来られる』」。エノクは神に近い存在として考えられていたのでしょう。