本日の通読箇所「詩編82編」
神よ、立ち上がり、地を裁いてください。あなたはすべての民を嗣業とされるでしょう。
(詩編82編8節)
「不正な裁判官に対する裁き」:裁判官を責める歌です。福音書には「やもめと裁判官(ルカ18:1~8)」という話が載せられていますが、公正な裁きをおこなう裁判官はどれくらいいたのでしょうか。
弱者や孤児、苦しむ人や乏しい人、弱い人や貧しい人、裁判官にはそのような人たちの側に立ってほしいと、神さまは望みます。しかし生活のためや立場的なことで、「長いものにまかれる」こともあるのかもしれません。
わたしたちはいつも、弱い人たちの側に立っているでしょうか。ただ難しいのは、「わたしは弱いのだから、わたしの側に立て!」と大声で叫ぶ「強い人」もいるということです。なかなか簡単に、自分の立ち位置を決めるのも難しいものです。




