日ごとの聖書(2月15日)

本日の通読箇所「創世記12:7~9」

主はアブラムに現れて、言われた。「あなたの子孫にこの土地を与える。」アブラムは、彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。

(創世記12章7節)

神さまはアブラムに、「わたしはあなたの子孫にこの地を与える」と約束されました。そのためこのカナンという土地は「約束の地」と呼ばれることになってしまいます。

その土地には、カナン人が住んでいました。カナン人はハムの子孫ですが、ノアは息子のハムに自分の裸を見られたことに怒り、「カナンは呪われよ 奴隷の奴隷となり、兄たちに仕えよ。カナンはセムの奴隷となれ」と言いました。

だからセムの子孫であるアブラムは、カナン人が住んでいる土地であろうとも与えられる権利があるのだという論法は、かなり強引のように思います。そしてそこに祭壇を築く。カナン人からすると、気持ちのよいことではなかったでしょう。