日ごとの聖書(6月25日)

本日の通読箇所「創世記43:26~34」

兄弟たちは、いちばん上の兄から末の弟まで、ヨセフに向かって年齢順に座らされたので、驚いて互いに顔を見合わせた。

(創世記43章33節)

帰宅したヨセフは、兄弟たちの前に立ちました。そして父の安否を尋ね、ベニヤミンと再会したところで、彼はたまらず席を外しました。そして彼は胸がいっぱいになり、隣の部屋で泣きました。

なぜこのときに、ヨセフは自分の身を明かさなかったのでしょう。兄弟たちに自分と同じような苦しみを、少しでも多く経験させたいと思ったのでしょうか。しかしヨセフは食事の席で、兄弟たちに自分の身許がわかるようなヒントを与えます。

一つは、兄弟たちを年齢順に座らせるということです。11人もいるわけですから、その並び方は399万通り以上(多分)あります。偶然ではありえないことをしているヨセフを、兄弟たちはもう少し丁寧に観察したらよかったのですが。