日ごとの聖書(9月29日)

本日の通読箇所「出エジプト記20:18~21」

モーセは民に答えた。「恐れることはない。神が来られたのは、あなたたちを試すためであり、また、あなたたちの前に神を畏れる畏れをおいて、罪を犯させないようにするためである。」

(出エジプト記20章20節)

映画などで神さまが登場する場面では、雲が広がり、突風が吹き、雷が落ち、豪雨に見舞われ、とそのようなイメージが多いように思います。仏教では仏様が来られるのはさわやかな日差しの中という描かれ方がほとんどのような気もしますが。

今回神さまは、人々に恐れを抱かせるためにこのような「演出」をされたようにも思います。実際民は、見て震え、遠く離れて立ったそうです。そしてモーセに、自分たちと神さまとの仲介をするようにと願います。

ただこの神さまのやり方には、ちょっと首をかしげてしまいます。どうしても守って欲しいことがあるとき、「守らなかったらどんなに怖い目にあうか」想像させて守らせる方向に持っていっているように思えるからです。