日ごとの聖書(10月8日)

本日の通読箇所「出エジプト記22:9~14」

もし、野獣にかみ殺された場合は、証拠を持って行く。かみ殺されたものに対しては、償う必要はない。

(出エジプト記22章12節)

ここに書かれている法律は、かなり具体的なものになっています。ただしここで読むのがしんどくなったら、レビ記に入るともっとつまずいてしまうことでしょう。お気をつけください。(来年の「日ごとの聖書」は使徒言行録とパウロの手紙にする予定です。)

日本の裁判は、過去の判例を元にしていきます。ユダヤでも「ラビ(ユダヤ教の教師)〇〇はこう言った」と、律法の細かい規定を定めていきます。ただこういうものは細かくすればするほど、人々はがんじがらめになってしまうのですが。

この部分では、家畜に関することがかなり多いように感じます。乾燥地帯のユダヤでは、家畜の働きはとても大きかったのでしょう。そのためその財産を保護する法律が、手厚くされて行ったのだと思います。