日ごとの聖書(11月3日)

本日の通読箇所「出エジプト記27:20~21」

常夜灯は臨在の幕屋にある掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に置き、アロンとその子らが、主の御前に、夕暮れから夜明けまで守る。これはイスラエルの人々にとって、代々にわたって守るべき不変の定めである。

(出エジプト記27章21節)

カトリックや正教会、また一部の聖公会の教会には、「タバナクル」というものがあります。これは聖別されたパンを病者訪問などのために保存する入れ物のことです。また25章10~22節にも出てきた掟の箱(契約の箱)も「タバナクル」と呼びます。

神さまは掟の箱の手前に常夜灯を置き、夕暮れから夜明けまで守るように命じます。「神の臨在」を周囲に知らしめることが目的なのでしょう。

カトリック教会や聖公会の教会でも「タバナクル」に聖品(聖別されたパン)が保存されているときには、赤いランプを点灯させて示すところがあります。「神の臨在」を示す「常夜灯」の意味合いもあるのでしょうか。