日ごとの聖書(5月3日)

本日の通読箇所「使徒言行録23:1~5」

パウロは言った。「兄弟たち、その人が大祭司だとは知りませんでした。確かに『あなたの民の指導者を悪く言うな』と書かれています。」

(使徒言行録23章5節)

ローマの大隊長は、自分でパウロを裁くことをためらいました。イエス様も逮捕されたとき、ユダヤの大祭司からポンティオ・ピラトの元に身柄を移され、最終的には群衆にその判断が委ねられました。

パウロの場合は、ローマの市民権を持っている人間を簡単には裁けないという理由がありました。そこでユダヤの祭司長や最高法院の議員たちの前に連れて行くことにします。どのような罪を彼らがパウロに定めるのか、知ろうとするのです。

そこでパウロは大祭司アナニアに向かって、「白く塗った壁よ」と言います。見かけだけきれいにして中身はどうなんだという強烈な皮肉です。パウロは「あなたが大祭司だとは知りませんでした」と言いますが、恰好を見ればすぐにわかったはずです。