日ごとの聖書(12月10日)

本日の通読箇所「出エジプト記35:30~35」

知恵の心を満たして、すべての工芸に従事させ、彫刻師、意匠を考案する者、更に、青、紫、緋色の毛糸、亜麻糸を使ってつづれ織や縁取りをする者など、あらゆる種類の工芸に従事する者とし、意匠を考案する者とされた。

(出エジプト記35章35節)

神さまは工芸をおこなうために、二人の人を指名します。手先の器用な人が立候補するのではなく、神さまが一方的に指名して、その人を神の霊で満たすのです。いわゆる「召命」といってよいでしょう。

また彼らの心には、人を教える力も授けられています。神さまはイスラエルの民と契約を結ばれました。つまりモーセの代で、すべてが終わるわけではないのです。あらゆることに対して、後継者も必要となります。

その人たちの心を知恵で満たし、さらに後継者を育てていく。その中で、様々な工芸品が作られていきます。しかし突然指名された二人は、ビックリしたのではないでしょうか。きっと恐れもあったと思います。