日ごとの聖書(2月14日)

本日の通読箇所「使徒言行録9:1~9」

サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。

(使徒言行録9章4節)

ステファノが殺害されるときに、近くで上着の番をしていた青年サウロが再び登場します。そのときにも書きましたが、彼はのちに「パウロ」と呼ばれ、多くの手紙を書き残した人物です。

しかし彼は当時、先頭に立って教会を迫害していました。ユダヤ人ファリサイ派の彼は、それが正しいことだと思っていたのです。そのような中、天からの光が彼の周りを照らし、イエス様の声が聞こえてきます。「なぜわたしを迫害するのか」という。

サウロの目は閉ざされ、そして三日間、彼は食べも飲みもしませんでした。正しいと思っていたことが覆されたとき、わたしたちはどのようにするでしょうか。サウロはきっと心の中で、何度も神さまにどうすればよいのかと問いかけていたことでしょう。