日ごとの聖書(6月12日)

本日の通読箇所「詩編69:30~34」

神の御名を賛美してわたしは歌い 御名を告白して、神をあがめます。

(詩編69編31節)

「われら主を たたえまし 聖きみ名 あがめばや 来る日ごと ほめ歌わん 神にまし王にます 主のみいつ たぐいなし」、これは聖歌317番の1節の歌詞です。わたしたちはいつも、主を賛美しようということです。

ではわたしたちは誰のために主を賛美するのでしょうか。一義的には、自分のためなのでしょう。しかし33、34節にあるように、今、貧しい人や乏しい人にとっても、「神さまが苦しむ人の声に耳を傾けてくださる」ということが希望につながっていくのです。

わたしたちの祈りは、わたしたちに関わる人たちや地域の人たち、また世界の人たちや祈ることの出来ない人たちの分まで、一緒になされます。だから聖公会では「代祷」と呼ぶのです。「代わりに祈る」、「代表して祈る」中で、その誰かを思いながら祈るのです。