日ごとの聖書(1月29日)

本日の通読箇所「詩編17:1~5」

主よ、正しい訴えを聞き わたしの叫びに耳を傾け 祈りに耳を向けてください。わたしの唇に欺きはありません。

(詩編17編1節)

「罪なき者の訴え」:主への信頼の歌です。1節には「訴え」、「叫び」、「祈り」という言葉があります。わたしたち聖公会では、「おとなしめの」祈りが好まれているように思うことがあります。

他教派との祈祷会に参加すると、声を大にして祈る方、「ああ」などの感嘆詞を多用される方、また一緒に祈る方も途中で「アーメン」や「ハレルヤ」と声を出す方など、いろんな方がおられます。

この詩編の作者のように、無実の申し立てを神さまに対して堂々とできるとは思えません。しかし自分の思いを涙ながらに訴え、苦しみを叫び、力の限りに祈るということが、ときには必要なのでしょう。