本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二11:1~6」
たとえ、話し振りは素人でも、知識はそうではない。そして、わたしたちはあらゆる点あらゆる面で、このことをあなたがたに示してきました。
(コリントの信徒への手紙二11章6節)
パウロはここでコリントの人たちを、キリストにささげられた純潔な処女として書き記します。しかし旧約聖書のエバが蛇に誘惑されたように、その純潔が守られるのかが心配だというのです。
コリントの教会には、様々な人たちが訪れました。その中には、「パウロはちゃんとした使徒ではない」といったパウロの悪口を言う人たちもいたようです。さらにその教えを批判したりもしていました。
パウロは自分には知識があるということをひけらかしているようにも見えますが、決してそうではありません。パウロは働きだけではなく、知識においても「大使徒」に劣る者ではないということです。この「大使徒」とは一体誰のことを指しているのでしょうか。