本日の通読箇所「ヨハネによる福音書12:20~26」
はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。
(ヨハネによる福音書12章24節)
何人かのギリシア人が、祭りのときにエルサレムに来ていました、彼らの目的は「礼拝」です。つまり彼らは異邦人でありながら、「ユダヤ教」に改宗した人たちです。
ところがユダヤ教では血筋を重視するため、彼らはいつまでも「異邦人」としてのレッテルを張られていたと思われます。しかし「サマリアの女性」の物語からもわかるように、イエス様は罪人も、徴税人も、そして異邦人も分け隔てなさらない方だと聞いたのでしょう。
イエス様はそんな彼らに、「一粒の麦」の話をされます。イエス様はすべての人が生きることができるように、ご自分を犠牲にされました。その犠牲によって、考え方や思想の違い、職業や民族の違いを超えて、すべての人たちに命が与えられるのです。