日ごとの聖書(3月3日)

本日の通読箇所「使徒言行録12:12~19」

ペトロの声だと分かると、喜びのあまり門を開けもしないで家に駆け込み、ペトロが門の前に立っていると告げた。

(使徒言行録12章14節)

牢に入れられたペトロのために、教会は祈り続けていました。人々はマルコと呼ばれていたヨハネの母マリアの家に集まります。いわゆる「家の教会」です。ここに教会の原点があります。

ペトロはそこに行き門の戸を叩くと、ロデという女性が出てきました。彼女は声で、すぐにそれがペトロだということがわかったようです。ただ彼女はおっちょこちょいだったのでしょう。喜びのあまり、肝心の門を開けることを忘れていました。

そして驚いたのは教会の人たちだけではありません。二人の兵士は、鎖につながれ自分たちの間で眠っていたペトロがいなくなったことを知り、恐怖を感じたことでしょう。彼らは神さまのみ業の前に、ただ無力でした。