日ごとの聖書(6月9日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙1:18~23」

なぜなら、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなったからです。

(ローマの信徒への手紙1章21節)

パウロはまず、人間の罪について書きます。「不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して」、神さまは怒りを現されるのだとパウロは述べます。具体的にはどのようなことを指すのでしょう。

神さまを拒否するということも、この中には含まれそうです。神さまの存在を知っていながらそれを否定し、自分の思いを優先して生きていく。それはわたしたちの中にもあることなのかもしれません。

特にイエス様をこの世に遣わし、わたしたちの代わりに罪を贖い、十字架につけられた神さまの思いを知りながら、感謝するどころか退けていく人間の罪をパウロは問います。しかしパウロ自身も、最初はイエス様を受け入れることはできませんでした。