日ごとの聖書(6月18日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙3:9~18」

次のように書いてあるとおりです。「正しい者はいない。一人もいない。

(ローマの信徒への手紙3章10節)

「正しい者はいない。一人もいない」。この言葉がパウロから発せられるとき、わたしたちはドキッとするでしょうか。それとも安心するでしょうか。わたしはどちらかというと、安心してしまいます。

わたしたちの社会に目を向けてみると、非常に多くの「正義」が語られ、その「正しさ」の故に人の命を奪ったり、人を傷つけたりする現実があります。戦争の多くは、それぞれの「正しさの主張」から生まれているといっても過言ではありません。

もし誰かを批判したくなったら、この「正しい者はいない。一人もいない」という言葉に立ち返りましょう。わたしたち一人一人は弱く、罪深い存在です。そのことを受け入れることが、まず大事なのです。