日ごとの聖書(9月7日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一7:17~24」

おのおの主から分け与えられた分に応じ、それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。これは、すべての教会でわたしが命じていることです。

(コリントの信徒への手紙一7章17節)

「現状のままでいる」、今日の箇所をそのポイントで読んでしまうと、向上心もなく改革することもなく、与えられた環境の中でそのまま過ごすことが良いことのように思えてしまいます。

この手紙が書かれたころ、すぐにでもイエス様が再臨され、世界は終末へとすすんでいくと考えられていました。その中で、「そのままとどまりなさい」というパウロの言葉は語られたのです。

パウロが手紙を書いた時代とは、終末への期待などがかなり変わっていることに注意したいと思います。しかし同時に、神さまの前では自分を無理に変える必要がないということは、押さえておきたいと思います。