日ごとの聖書(10月17日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一16:10~12」

テモテがそちらに着いたら、あなたがたのところで心配なく過ごせるようお世話ください。わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。

(コリントの信徒への手紙一16章10節)

パウロはここで、同労者テモテについて「お世話ください」と頼みます。テモテの母親はユダヤ人でしたが、父はリストラ出身の非ユダヤ人、いわゆる「異邦人」でした。そのために軽く見られることもあったでしょう。

しかしパウロは、彼をないがしろにしてはならないと伝えます。テモテはコリントに行ったのち、パウロのいるエフェソに合流する予定のようです。そこまで言われると、誰も無下に扱うことはないでしょう。

そして次に出てくるアポロという人物は雄弁家で、コリントの教会でも人気があったようです。しかしパウロと行動を共にしたという事実もなく、どのような思想であったのかも残されていません。にしてもパウロの書き方は、アポロに対して冷たく感じますが。