本日の通読箇所「ガラテヤの信徒への手紙6:1~6」
互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。
(ガラテヤの信徒への手紙6章2節)
ガラテヤの信徒への手紙もついに最終章に入ります。パウロがガラテヤの人々に最後に伝えようとしたのは、「お互いに助け合うこと」です。罪に陥った人がいたらどうしたらいいか、そして重荷を負っている人がいたらどうしたらいいかということです。
誰かが罪を犯したとき、その罪を糾弾し、その人を共同体から排除していくことはとてもたやすいことです。そうすることによって、共同体も守られるでしょう。しかしパウロはそうではなく、「立ち帰らせなさい」と命じます。
そのためには、罪を犯した人とも共に歩んでいくことが大切なのです。重荷を互いに担いあうことも同じです。教会の中だけを安心・安全にするのではなく、罪の中でもがきながら、一緒に生きていくことが求められているのではないでしょうか。