本日の通読箇所「詩編13編」
いつまで、わたしの魂は思い煩い 日々の嘆きが心を去らないのか。いつまで、敵はわたしに向かって誇るのか。
(詩編13編3節)
「痛みに耐えかねた人の祈り」:詩編の中で最も短い「救いを求める祈り」です。しかし短い中にありながらも、この詩は個人の嘆きの歌の典型とされています。つまりこの詩のように、わたしたちにも祈りなさいということです。
「いつまで」という言葉が、この詩の前半に目立ちます。神さまに祈っても、祈っても、なかなか苦しみから抜け出せないことはよくあります。そのようなときにわたしたちは「いつまで」と、神さまに問いかけていきます。
ともすれば、神さまを自分の思うままに操ろうとしているように感じるかもしれません。しかし作者は最後の節で、「あなたの慈しみに寄り頼みます」と書きます。「いつまで」という希望はいつの日か必ず叶い、喜び踊る日が来ることを信じて待つのです。