本日の通読箇所「詩編72:1~7」
王が民を、この貧しい人々を治め 乏しい人の子らを救い 虐げる者を砕きますように。
(詩編72編4節)
「平和の国の永遠の王」:油注がれた王のための祈りです。この詩編は、王の即位式のときに用いられたと考えられています。イスラエルの王は初代サウロ、二代目ダビデ、三代目ソロモンでした。
この詩は「ソロモンの詩」と書かれています。ソロモンが王だった時代、イスラエルは一番栄えていました。そもそもイスラエルは長い間、王を任命してきませんでした。それは本当の王は、神さまだと考えていたからでした。
しかし民の願いにより、神さまはイスラエルに王を立てることを聞き入れます(サムエル記上8:22)。そして王のために神さまにして欲しいこと、また民のために王にして欲しいことを人々は願っていくのです。