2月23日(日)、2020年度(定期)堅信受領者総会後、(株)文化財構造計画の方から現在の工事の進捗状況について、パワーポイントによる説明の後、現地見学が行われました。
前日の22日(土)の早朝から今回の最大の山場となる工事が行われました。 大きな機材が使えない状況下で 、 多くの職人さんの知恵と力を結集して 礼拝堂東側(裏側)に2本の巨大な金属の柱が搬入され、以前から 準備してあったコンクリートの基礎の上に無事に建てられました。 この金属の表面には特殊な塗装が施されており、できた傷を修復するそうです。午後には激しい雨の中で黙々と仕事をされる職人の方たちに拍手を送りたい気持ちでした。この柱から腕が天井裏に腕を伸ばし、礼拝堂を支える構造です。今後は更に天井裏での緻密な作業が続きます。また、パイプオルガンの転倒防止のため、地下の基礎から伸びる 鉄骨の支柱の取り付け工事も行われました。微調節の後、金属は色が塗られて目立たなくなるそうです。
現地見学では10人ずつヘルメットを着け、 屋根の高さ まで工事足場の階段を上りました。今回の工事のために屋根を剥いだ部分を見ながら説明を聞きました。普段は下から見上げている大屋根を目の前にして、改めて礼拝堂の持つ姿に感動を覚えました。完成予定は11月末とのこと。まだまだ工事は続きますが、多くの方々のお働きとお祈りによって工事が順調に進んでいることを神さまに感謝する機会となりました。