日ごとの聖書(2月 11日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書12:15~21」

正義を勝利に導くまで、彼は傷ついた葦を折らず、くすぶる灯心を消さない。

(マタイによる福音書12章20節)

新共同訳聖書を見ると今日の箇所の小見出しは「神が選んだ僕」となっていますが、新しい聖書協会共同訳では「傷ついた葦を折ることはない」となっています。「葦を折らない方」ということが、強調されているようです。

当時、裁判のときには裁判官は一本の木を持って来ていたそうです。そして死刑判決を下す際には、その木を折っていました。「傷ついた葦」は、わたしたちに下される判決に使われる棒です。しかしイエス様は、決してその葦を折ることはありません。

イエス様は単なる「ヒーラー」ではありません。わたしたちを救いに導くために神さまから遣わされた「神さまの心が喜びとする、神さまの愛する者」なのです。