日ごとの聖書(11月 12日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書7:45~53」

我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめたうえでなければ、判決を下してはならないことになっているではないか。

(ヨハネによる福音書7章51節)

ヨハネ福音書3章でイエス様と議論を交わしたニコデモが、再び登場します。彼はファリサイ派の一人で、ユダヤ人たちの指導者でした。彼は「我々の律法によれば」と、祭司長やファリサイ派の人々のやり方を理路整然と批判します。

祭司長やファリサイ派というユダヤ人指導者たちは、群衆がイエス様のことを信じるのは、律法を知らないからだと決めつけていました。律法を知っている議員やファリサイ派は、イエス様の考えを受け入れるはずがないと思っていました。

しかし仲間の指導者の一人であるニコデモが、「律法によれば」という指摘をしてきたのです。しかしそれでも、彼らの目は遮られたままでした。自分が信じ続けてきたものを否定することは、それほど難しいことなのです。