本日の通読箇所「創世記27:41~46」
エサウは、父がヤコブを祝福したことを根に持って、ヤコブを憎むようになった。そして、心の中で言った。「父の喪の日も遠くない。そのときがきたら、必ず弟のヤコブを殺してやる。」
(創世記27章41節)
エサウはヤコブの行為に対して、怒りを燃やします。エサウは父イサクが死んだら、そのときにヤコブも殺してしまおうと心の中で言います。しかしその思いは、母リベカに伝わります。きっと表情や行動からも、怒りがにじみ出ていたのでしょう。
母にとって、夫と息子を同時に亡くすことなど、考えたくもないことでした。そもそもこの時点で長子はヤコブであり、家督を継いで祝福されているのもヤコブです。
もしもエサウがヤコブに手を掛けたら、自分の主人を殺害することになり大問題です。しかし母リベカは兄の怒りが静まるまで身を避けるようにと伝えます。このリベカの偏愛もまた、家族をバラバラにした原因の一つなのでしょう。