日ごとの聖書(7月27日)

本日の通読箇所「出エジプト記2:11~15」

モーセは辺りを見回し、だれもいないのを確かめると、そのエジプト人を打ち殺して死体を砂に埋めた。

(出エジプト記2章12節)

月日は流れ、モーセは成人しました。彼はファラオの娘の子どもとして育てられましたが、その出生については聞かされていたのでしょう。彼は同胞のヘブライ人がエジプト人に打たれるのを見て、そのエジプト人を打ち殺し、砂に埋めてしまいます。

そのことは翌日には、人々の知るところとなりました。誰かが打たれているのを見たからその人を殺す。それは「目には目を歯には歯を」という「報復するなら同じ程度にしなさい」との掟を超えた、「やりすぎ」の報復です。

ファラオはこのことを聞き、モーセを殺そうとします。自分の部下が殺されたので、モーセを同じ目にあわせるということです。これは「同程度」の報復です。死を恐れたモーセはファラオの手を逃れ、ミデヤンの地にたどりつきました。