日ごとの聖書(1月5日)

本日の通読箇所「使徒言行録1:21~26」

二人のことでくじを引くと、マティアに当たったので、この人が十一人の使徒の仲間に加えられることになった。

(使徒言行録1章26節)

ルカによる福音書および使徒言行録の中では、「使徒」と「弟子」とは明確に分けられています。使徒はイエス様が洗礼を受けたときから天に上げられた日まで、いつも一緒にいた者でなければなりません。

しかしルカ福音書によれば、イエス様は洗礼を受けた後に四人の漁師を弟子にしています。その彼らも使徒と呼ばれているのは何故なのだろう?という疑問は生まれます。パウロは正当な使徒ではないということをここではっきりしておきたいということでしょうか。

さてユダヤ人にとって、12という数字はイスラエル12部族に見られるように大切なものでした。そこで彼らは、11人に減った使徒の数を12に戻すことにします。ただ自分たちで決めるのではなく、最後はくじを引きます。まさに「かみさまのいうとおり」です。