日ごとの聖書(4月 14日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書27:45~56」

三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

(マタイによる福音書27章46節)

イエス様のこの叫びは、何を意味しているのでしょうか。この言葉は詩編22編の冒頭部分と同じものです。詩編22編を最後まで読んでみると、そこには神さまへの賛美が綴られています。

詩編の冒頭を叫べば、周りの人たちは続きを覚えているはずだから、言いたいことが伝わるだろう。そう思われたのでしょうか。そうではないと思います。イエス様はこのとき、神さまに対する嘆きしか語ることが出来なかったのではないでしょうか。

しかしイエス様は同時に知っておられるのです。その嘆きは、必ず賛美に変えられることを。明日15日は受苦日(聖金曜日)です。教会では13時より礼拝をおささげします。イエス様の十字架を思い、お祈りいたしましょう。