本日の通読箇所「使徒言行録13:4~12」
この男は、地方総督セルギウス・パウルスという賢明な人物と交際していた。総督はバルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞こうとした。
(使徒言行録13章7節)
今日の箇所の最初に、「聖霊によって送り出された」と書かれています。彼らは自分の意思や力で、宣教旅行を開始したのではありません。「神さまに押し出されて」、彼らは出発します。彼らの舟には、いつも神さまが共にいたのでしょう。
二人に同行したヨハネはゼベダイの子ではなく、12章12節に出てくる「マルコと呼ばれていたヨハネ」です。マルコによる福音書の著者とされてきた人物です。彼らはキプロス島で、総督に出会います。しかしそれを魔術師エリマが妨げようとします。
ここからサウロは、ユダヤ名の「サウロ」ではなくギリシア名の「パウロ」と呼ばれていきます。これから異邦人伝道が本格的になるという意味もあるのかもしれません。彼はエリマに毅然と立ち向かい、その結果、総督は信仰に入っていきます。