日ごとの聖書(10月7日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一14:33~40」

それとも、神の言葉はあなたがたから出て来たのでしょうか。あるいは、あなたがたにだけ来たのでしょうか。

(コリントの信徒への手紙一14章36節)

聖書の言葉は、時に剣になります。今日の箇所には「婦人たちは、教会では黙っていなさい」という言葉があります。この言葉を礼拝の中でそのままメッセージとして語ると、大変なことになるでしょう。

この言葉だけをみると、パウロは女性蔑視をしているようにみえてしまいます。しかし使徒言行録や手紙の中で、パウロは女性たちも同労者として認めていました。今日の箇所の女性観は、ユダヤ社会の中で一般的なものだったのでしょう。

最後にパウロは、預言することを熱心に求めるように語ります。しかし異言を語ることについては、禁じてはならないとも言います。「あれはいい、これはダメ」ではなく、どのように生かしていくのかが大切なのです。