本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二12:14~18」
そちらに派遣した人々の中のだれによって、あなたがたをだましたでしょうか。
(コリントの信徒への手紙二12章17節)
パウロはコリントの教会への三度目の訪問について語ります。彼が訪問するのに「負担をかけない」と言っているのは、パウロが利益を得るためではなく、あくまでも信徒たちが霊的に成長するためだということです。
ただコリントの人たちの中からは、パウロが集めたエルサレム教会への募金について、疑惑の目が向けられていたようです。今と違って振り込みの証明や領収書があるわけではないので、信用によってのみ成り立っていたと思います。
教会においても、会計に対して疑惑の目が向けられることがあります。ある意味大切なことではありますが、会計担当者や教会委員会、そして牧師を信用していただけたらとも思います。パウロも疑惑の目で見られることは、とても悲しかったことでしょう。