日ごとの聖書(4月29日)

本日の通読箇所「詩編51:1~8」

あなたに、あなたのみにわたしは罪を犯し 御目に悪事と見られることをしました。あなたの言われることは正しく あなたの裁きに誤りはありません。

(詩編51編6節)

「憐れみの嘆願」:救いを求める個人の祈りです。聖書にはたくさんの人物が登場しますが、完全な人間はイエス様以外、一人も出てきません。イスラエルの偉大な王、ダビデもその一人です。サムエル記下11章には目を覆いたくなるような物語が書かれます。

ダビデは部下のウリヤの妻バト・シェバと不倫関係になります。そして彼女が身ごもったのを知ると、夫ウリヤを戦いの最前線に送り、戦死させてしまいます。つまり姦淫と殺人という二つの罪を犯したのです。

ダビデは預言者ナタンに叱責されます(サム下12章)。そこで自分の罪に気づかされたダビデは、こう言うのです。「わたしは主に罪を犯した」と。3節から5節には、その罪を悔い、祈る言葉が並びます。「罪の告白」が並ぶのです。