日ごとの聖書(2月 21日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書13:53~58」

この人は大工の息子ではないか。母親はマリアといい、兄弟はヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではないか。

(マタイによる福音書13章55節)

イエス様が故郷のナザレで教えられているときに、人々はイエス様につまずきました。それはイエス様があまりにも身近な存在だったからです。幼い時のイエス様も、またその家族もよく知っているから、イエス様の言葉を素直に受け入れることができなかったのです。

神さまのみ言葉は、語る人の「格」によって変わるわけではありません。しかしわたしたちも知らないうちに、「人」や「場所」、「権威」によって聞き方が変わってしまうことはないでしょうか。

考えてみましょう。なぜイエス様はわたしたちの間に来られたのか。それは喜びも悲しみも共有するからです。わたしたちの叫びに共感してくださるからなのです。