日ごとの聖書(4月 12日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書27:27~31」

そして、イエスの着ている物をはぎ取り、赤い外套を着せ、茨で冠を編んで頭に載せ、また、右手に葦の棒を持たせて、その前にひざまずき、「ユダヤ人の王、万歳」と言って、侮辱した。

(マタイによる福音書27章28~29節)

このイエス様の姿から、わたしたちは何を感じるでしょうか。メル・ギブソンが制作した「パッション」という映画では、これらの光景がとてもリアルに描かれており、直視することができなかったのを思い出します。

イエス様は立派な着物をまとい、黄金の冠をかぶり、金の笏を持った王とはなりませんでした。人々から馬鹿にされ、蔑まれ、唾を吐かれ、侮辱される、そのような王となられたのです。

しかし一番低いところに立たれるイエス様だから、わたしたちを支え、わたしたちが生きる者となるように導いてくださるのです。そしてそれこそが、神さまのみ心なのです。