日ごとの聖書(4月 23日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書1:35~45」

朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。

(マルコによる福音書1章35節)

イエス様は祈ります。ここで「人里離れた所」と訳されている言葉は、イエス様が誘惑を受けられた「荒れ野」と同じ語です。イエス様は「荒れ野」で神さまのみ心を聞くために、祈られます。

しかし弟子たちはイエス様を捜します。この「捜す」に当たる原語には、「悪意をもって捜す」というニュアンスが含まれます。「イエス様、もっと奇跡を起こしてください。そうしたらみんなあなたの言うことを聞きますよ」、そんな誘惑も聞こえてきそうです。

続いてイエス様は、重い皮膚病の人をいやされます。彼はいやされた後、「誰にも何も話さないように」命じられますが、人々に大いに言い広めます。イエス様の福音に出会ったら、その喜びを伝えずにはおられないとも言えます。