日ごとの聖書(9月 19日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書19:28~44」

「主の名によって来られる方、王に、祝福があるように。天には平和、いと高きところには栄光。」

(ルカによる福音書19章38節)

エルサレムに入られるイエス様を、人々は声高らかに神さまを賛美しながら迎えました。しかしこれから一週間も経たないうちに、イエス様は逮捕され、人々は「十字架につけろ」と叫びます。

人々にとって子ろばに乗るイエス様の姿は、自分たちが望んでいる解放者のイメージとはずいぶん違っていたのでしょう。エルサレムに入ってすぐにクーデターを起こしてくれるに違いないと勝手に思っていたのかもしれません。

教会には洗礼を受けたものの、教会から離れてしまう人がいます。その原因は様々でしょう。しかし、「イエス様はこんな方ではないと思っていた」という理由であれば、イエス様を自分たちの思い通りに利用しようとした2000年前の人と同じなのではないでしょうか。