日ごとの聖書(10月 14日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書24:13~35」

二人は、「道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、わたしたちの心は燃えていたではないか」と語り合った。

(ルカによる福音書24章32節)

「エマオへの道」という絵画があります。イエス様と二人の弟子たちが一緒にエマオに向かって歩いていく、そのような場面です。とても美しい絵なのですが、聖書を読む限り弟子たちの心は不安の中にあり、決して晴れやかではなかったようです。

それは、彼らの目が遮られていたからです。「イエス様が復活した」という婦人たちの言葉を信じることができず、これからは自分たちだけで歩いて行かないといけないと悲しんでいました。しかし実は、彼らにはイエス様という「同伴者」がいたのです。

それに気づかされたのは、イエス様がパンを裂いた時、つまり主の食卓においてです。わたしたちも礼拝の中で、主の食卓に招かれています。わたしたちの目を開かれたとき、わたしたちのそばにいてくださる方に気づかされるのです。