日ごとの聖書(10月 24日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書3:1~21」

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

(ヨハネによる福音書3章16節)

イエス様の元にやって来たニコデモは、ファリサイ派の一人でありユダヤ人たちの指導者でした。彼は夜、イエス様を訪ねます。仲間たちに見られたくなかったというのもあるでしょう。またこの世界が闇に包まれていることを暗示しているのかもしれません。

イエス様とニコデモとの会話は、すれ違っているようにもみえます。ニコデモはイエス様のことを、頭で理解しようとしているのかもしれません。しかしそのニコデモに対し、イエス様は「小聖書」(聖書全体を要約した一文)と言われる3章16節の言葉を伝えます。

神さまはこの世を愛されている。だからその独り子をこの世にお遣わしになられたのだ。そう聞いても、ニコデモは理解できなかったかもしれません。しかしイエス様の十字架を通して、ニコデモは神さまの愛に気づくことになるのです。