本日の通読箇所「創世記5:1~5」
アダムは百三十歳になったとき、自分に似た、自分にかたどった男の子をもうけた。アダムはその子をセトと名付けた。
(創世記5章3節)
ここからアダムからノアまでの、10代にわたる系図が書かれます。マタイによる福音書の冒頭にも系図が書かれており、ユダヤでは血統を大切にしているのがわかります。ただしマタイ福音書では、系図の始まりはアブラハムとなっています。
ここでも「神は人を創造された日、神に似せて(新しい聖書では『神の姿に』)これを造られ、男と女に創造された」と強調されています。わたしたちは神の似姿に造られていることを心に留めたいと思います。
一方でセトは、「自分(アダム)に似た、自分(アダム)にかたどった男の子」と書かれています。元々は神さまの似姿に造られた人間ですが、少しずつ親の欠けた部分を引き継いでいくのでしょうか。何度もコピーをすると、印刷物がだんだん薄れていくように。