本日の通読箇所「創世記44:18~34」
ユダはヨセフの前に進み出て言った。「ああ、御主君様。何とぞお怒りにならず、僕の申し上げますことに耳を傾けてください。あなたはファラオに等しいお方でいらっしゃいますから。
(創世記44章18節)
「杯を盗んだベニヤミンを残して、他の者は父の元に帰るがよい」、そう言われても兄弟たちは帰ろうとはしませんでした。そして兄弟の一人、ユダがヨセフに対して嘆願します。ユダはエジプトにベニヤミンを連れてくる際、ヤコブに約束をした人でした。
ユダはヤコブとレアの4番目の子どもでした。彼はヨセフにこのように願い出ます。自分をベニヤミンの代わりに奴隷にして欲しい。そしてベニヤミンを父ヤコブの元に戻して欲しいと。
昔、兄たちに売り飛ばされたヨセフ。けれども今、ユダの口から、自分を犠牲にしていいから弟を救って欲しいという願いが聞かれます。ヨセフはこの言葉を、どのように受け止めたのでしょうか。