日ごとの聖書(6月30日)

本日の通読箇所「創世記45:9~15」

さあ、お兄さんたちも、弟のベニヤミンも、自分の目で見てください。ほかならぬわたしがあなたたちに言っているのです。

(創世記45章12節)

ヨセフはすべての出来事が、神さまの導きによるものだと感じました。もし自分がエジプトに売られていなかったら、7年間の飢饉に耐えることはできなかったでしょう。エジプトもそうです。ヨセフの夢の解き明かしがなければ、穀物を貯えることもなかったでしょう。

すべてのことが神さまのみ心だという確信を得て、ヨセフは家族をゴシェンという下エジプトの一地方に招くことを提案します。あと飢饉は5年続きます。その期間困らないために、家族みんなで来たらいいと招くのです。

兄弟たちはヨセフに合えたこと、そして苦しい生活から抜け出せそうだということ、その二つの喜びを同時に得ました。つい先ほどまでベニヤミンが奴隷になるかどうかの窮地だったのですが、あっという間に喜びへと変わっていったのです。