本日の通読箇所「創世記50:18~21」
あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、多くの民の命を救うために、今日のようにしてくださったのです。
(創世記50章20節)
昨日の箇所でヨセフの兄たちは、人を介してヨセフに対する罪の赦しを乞いました。そして今日の場面では直接ヨセフの前にひれ伏して、「このとおり、私どもはあなたの僕(しもべ)です」と言います。兄というプライドはどこにもみられません。
ヨセフはそれを聞き、「そう言うのであれば」と兄たちを奴隷のように従えたでしょうか。そんなことはありませんでした。それどころか、すべてのことは神さまのみ心であり、そのおかげで多くの民の命が救われたと言うのです。
これこそが、ヨセフ物語の主題でした。すべてのことは、神さまのご計画の中で進んで行ったのです。人間の目から見たら苦しみに感じるときにも、いつも神さまがそばにいてわたしたちは生かされているのだと覚えておきたいと思います。