日ごとの聖書(8月11日)

本日の通読箇所「出エジプト記6:14~25」

アムラムは叔母ヨケベドを妻に迎えた。彼女の産んだ子がアロンとモーセである。アムラムの生涯は百三十七年であった。

(出エジプト記6章20節)

ここで聖書は、アロンとモーセの系図を載せます。ことあるごとに聖書には系図が出てきますが、それだけイスラエルの人々が家系を大切にしていたということでしょう。ただしここで出てくるのは、イスラエル(ヤコブ)の子のうち、ルベン、シメオン、レビまでです。

そして特に、レビの子孫について詳しく書かれます。それはアロンとモーセがレビ族の子孫だからです。出エジプト記の2章ではモーセは長子のように書かれていましたが、ここではアロンとモーセは兄弟であるとはっきり書かれています。

二人が本当に兄弟であったかどうかは、今も議論が続いているようです。様々な伝承が組み合わさって聖書は書かれているので、それは仕方のないことでしょう。ただ大事なのは、これからモーセとアロンが主役となってファラオと対峙するということです。