日ごとの聖書(8月26日)

本日の通読箇所「出エジプト記12:1~13」

その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子を撃つ。また、エジプトのすべての神々に裁きを行う。わたしは主である。

(出エジプト記12章12節)

第十の災いをおこなう前に、神さまは「どうやったらその災いを免れることができるか」を指示します。疫病や雹、暗闇の災いなどのときは、神さまはイスラエルの民をご自分で区別させ、そこには被害が及ばないようにしていました。

しかし今回は違いました。決められた日に、決められた形の食事をおこない、そして家の入口の二本の柱と鴨居に小羊の血を塗るという決められた儀式をおこなうことが定められています。

これらの様々な儀式が、「~しなければならない」というものとしてユダヤ教には残っていきます。ただキリスト教では、それらの旧約聖書に書かれた決まり事を、ほとんど受け継いでいません。その理由は、使徒言行録やパウロの手紙などで学んでいきましょう。