日ごとの聖書(11月11日)

本日の通読箇所「出エジプト記29:26~30」

あなたは、アロンとその子らの任職のための雄羊の献げ物のうちから、奉納物の胸の肉と礼物の右後ろ肢とを聖別しなさい。

(出エジプト記29章27節)

奉納物として神さまの前に差し出されたもののうち、一部は祭司たちの取り分としてよかったようです。祭司の家系には土地が与えられなかったので、このようなものが日々の生活の糧となっていったのでしょう。

ただサムエル記上2章12節以降には、祭司エリの息子たちが、ささげられたいけにえを強引に奪い取る様子が書かれています。「供え物」を自分勝手に受け取ろうとする姿は、神さまの怒りを買いました。

またアロンに与えられた祭服は、その子孫が任職されたときには引き継がれていくようになります。先祖代々使われていった物を、継続して使っていく。とても思いのこもったものになったでしょう。